キャットニャンダフル フォーク部

近くに住んでいながらなかなか会う機会が訪れず。前回はW.C.カラスのオープニングで登場してくれたキャットニャンダフル フォーク部こと、竹田信吾くん、実に5年振りとなるライブでした。

初めて見た時から、フィンガーピッキングの上手な人だなぁと。
ロックバンドでエレキを弾いてただけとは思えない腕前。しっかりとベース音を刻みながら、流暢なアルペジオやハーモニクスのアクセントに、誰か影響を受けたギタリストでもいるのかと聞いてみましたが、曲作ってるうちにそうなっただけで、どうやらそんな先生もいないらしい。練習もしないと言うし、普段は農家だから爪も伸ばせないでしょう。毎日土をいじっているその指の腹からつま弾かれる音は、泥臭くも有り、生々しく、温かい。

フォーク部なんて付けているけれど、皆が思い描くようなフォークでは無く、ロックもブルースもカントリーもソウルもジャンルに固執せず色んな音楽聞いて来たんだろうし、そんな彼の音楽も何にも形容しがたい竹田節。日常生活から放たれる歌詞は、意味不明なものもあれどお構い無し。でも曲の終盤で、その曲の背景を喋ってくれるので、何だかもう一度最初から聞きたくなったりします。

アクが強めの唄うたい。小淵沢にいて、こんなミュージシャンがいてくれることが、ただ嬉しいのです。
何気に農閑期には全国に出没しています。インパクト強い名前なので、どこかで見かけたらぜひ応援を。

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