北杜市観光協会の小淵沢「ぶらぶら桜めぐり」が今年も開催されました。
今年は3月に続いた雪や低温が響いて桜の開花が平年より10日間ほど遅れています。なんとか標高700m程度までは桜前線も進んできてはいましたが、標高800mを超える今回のウォーキングコースはやっと数輪の花が開き始めた程度。それでも20°に迫る気温の陽気の中、早咲きの枝垂桜を探しながら、春を探しながらの気持ちのいいウォーキングを楽しむことが出来ました。参加された皆さん、いかがだったでしょうか?

朝、小淵沢駅からバスに乗ってまずは長坂町の蕪(かぶら)地区の桜並木へ。
ここから8kmのウォーキングがスタートです。開いた桜の花を探しながらになりましたが、残雪の映える南アルプス連峰が皆さまを迎えてくれました。丁度地域の桜保存活動をされている方にも出会い、その協力もされている近所の里山カフェのオーナーが1mもありそうな大きなフクロウと一緒にやって来て、皆の目はフクロウへ釘付けに。

思いもよらぬサプライズの後、そのまま森を抜けると正面に八ヶ岳の勇姿が現れます。ここで『八ヶ岳歩こう会』の方からまずは八ヶ岳の名解説。

新田(しんでん)地区に入ると、小淵沢の桜名所、オオイトザクラの枝を分けたであろう枝垂桜がポツポツと現れはじめます。枝垂桜はソメイヨシノなどより開花が少し早く、既に満開に近いものもあり目を楽しませてくれました。

ここでは広野神社(現 諏訪神社)のお話。現在は参道を線路が横切ってしまい、入り口の参道から真っ直ぐには進めないのですが、その参道を私も初めて知ることになりました。その境内の中に植えられたというのが神田のオオイトザクラだそうです。

オオイトザクラは田んぼの広がる中心で地域を見守り続けて来てくれている樹齢400年を超える古木です。20年ほど前から樹勢回復のために様々な試みがされていますが、今年は一層それを推し進める感じで、観光的な桜祭りは無くなりました。案内看板も無くなり、例年近辺に用意されていた駐車場もありません。ぜひ皆さんも歩いて行かれるようご協力下さい。暫くの間は静かに見守っていきたいと思います。

この日のオオイトザクラは8分咲き。ピンクの濃い蕾と相まって八ヶ岳をバックに長い風雪に耐えてきた立派な姿を見せてくれています。いつまでも地域に春を告げる存在として、この景色を残していけるようにしたいですね。

そこから集落を抜けて三峰(さんぽう)の丘へ。
雄大な甲斐駒ヶ岳、八ヶ岳と共に、富士山(標高日本一)、北岳(二位)、奥穂高(三位)が見渡せる場所です。天気が良くないと、特に北アルプスの穂高までは見えないのですが、この日はバッチリ見えました。

大滝湧水から水を引く八反歩堰沿いに大滝神社を目指します。ここに整備された歩道は本当に気持ちが良く、丁度堰払いを済ませた水路は小気味のいい音を立てていました。眼下に広がる棚田、甲斐駒ヶ岳を中心に屏風の様に広がる南アルプス、所々にある桜の満開時や田植えの時期、稲刈りの時期など、小淵沢の四季を存分に味わえる散歩道です。柵のように並べられたスイセンの花が満開で綺麗です。

大滝神社では丁度春の大祭のようで、鳥居に提灯が掲げられていました。またもや偶然でしたが関係者の皆さんも集まっていて、神社や湧水のお話を聞く事ができました。今日も沢山の地元の方々が湧水を汲みに来ています。

丁度お昼時になり、ここでお弁当タイム。この春一番の温かい中で気持ち良く頂きました。
その時、私の座っていた目の前の石垣の隙間から2匹の蛇が現れました。神社の方も降りてきて、大変縁起が良いと、沢山の人も集まって来ました。

昼食を済ませ、昔ながらの集落を抜けて駅まで歩き、ウォーキングは終了です。
桜の見頃には数日早かった今年のウォークですが、要所要所での八ヶ岳歩こう会の名解説、地元の方々のお話も聞けて、とても充実したウォークになりました。県外からも何組も参加して頂き、有難うございました。
さあ、ここから1〜2週間は桜の見頃が続くでしょう。北杜市内でもいくつものウォークが予定されていますので、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか?

現在、神代桜のある実相寺や武川駅周辺は満開。今回最初に訪れた蕪地区の桜並木や清春芸術村へと続き、小淵沢駅周辺も週末には綺麗な桜が皆様をお迎えしてくれそうです。道中は梅、サクラ、桃も満開です。
当宿前の枝垂桜も今週末ごろ、周辺標高1000mあたりの桜並木はさらにその先まで楽しめると思います。

残雪の映える景色は今!ぜひ早春の八ヶ岳に遊びに来てください!