この冬に応募したリニアモーターカーの試乗が見事当り、大月にある山梨実験センターまで行ってきました。
もう自分が生まれた時には研究や実験が始まっているリニアモーターカー。今回のJRのリニアは1979年には既に時速500km/hを実現しています。超電導リニアは日本独自の技術として1996年より山梨実験センターが出来てからも様々な検証を繰り返しながらこれまでに50万km以上の走行距離を重ねて来ているわけです。
500km/hですよ、500km/h!
子供も奥さんも行く前から相当はしゃいでいましたが、自分は結構怖かったりして、、。
リニアセンターに着くとそこには駐車場の誘導員もコンパニオンのお姉さんもいっぱいいたりしてさながら何かのイベントのようなお祭りのような雰囲気です。
後で知ったんですが10000人以上の応募があるんですね。びっくりしました。
受付で搭乗券をもらうのですが、これがまたちゃんとしてて格好イイ航空機の搭乗券のようなもの。
ここでリニアが電車よりも飛行機に近いんじゃないか?ということに初めて気がついて、飛行機も未だに怖い自分には更に心配事も増えていた訳です。
いつものように平静を装いながらリニアに乗り込むとやはり電車というよりは航空機。シートベルトが着いて無いのが安心していいのか安心出来ないのかわかりません。
さあ、発車。実験線は距離18km。これを行って帰ってまた行って終わります。
第1本目は最高速度300km/hで。後ろ向きに新幹線並みのスピードで走ります。160kmになったあたりで車輪が格納され浮上走行になるんですが、その辺りも航空機のよう。あっという間に終点に到着。
向きを変えいよいよ500km/h体験。前方に取り付けられたスピード表示から目が離せなくなります。未知の領域に400km/hを越えた辺りから足が寒くなってる気分。車内は特に振動も無く快適ですが、手に力が入ってるのは何故なんでしょう?500km/h走行は僅かの時間ですが、今はまだこれで充分。これを何十分も普通でいられるほど慣れてません。
最後にまた後ろ向きになり最高速度400km/hで戻ります。後ろ向き400km/hも相当なもんです。カーブや傾斜もあるんですよ。
「もっと乗りた〜い」とはしゃぐ子供達を抱えながらみんなで展望台へ。
改めて500km/hを外から見た訳ですが、早い、、、。相当。カメラも構えてみましたが、撮影など無理!ロスまで8000kmぐらいでしたっけ?だとリニアで16時間。小淵沢から新宿が160km弱だから何と20分!でも本当にそうなったら車乗る人相当減るだろうな、とも単純思いました。
また後から知ったんですが、今の状態での試乗会は今回が最後だったんですね。
今後実用化に向けての長い実験線延長への工事に入るそうです。リニアのサイトも感動するぐらい格好イイものでしたが現在そのページはアクセス出来ないみたいです。残念。
改めて貴重な体験をさせて頂きました。