「翁」の創始者、高橋邦弘氏の蕎麦会に参加させて頂きました。
富士見高原スキー場のレストランで行われた会には4時間を越える中200名以上のお客様、スタッフも30名以上という大きなものでした。
高橋さんが自家製粉を求めて長坂に「翁」を構えたのが昭和61年。10年前に店主が現在の大橋さんに移ってからも、ずっと自家製粉。現在、富士見町の広大な畑にて作られているソバは、全国に広がる他の翁・達磨グループのお店にも届けられています。
そんな富士見町での初の蕎麦会。
朝から黙々とソバを打ち続ける高橋氏。お客さんも入って来ると、まずはその高橋さんの周りに人だかり。流石にその美しいそば打ちに皆さん見とれておりました。
その打ち立てのソバを食べながら、講演会は始まりました。
原材料のこと、パリでの話、などなど続く中、一番時間を割かれたのが麺棒の話。
それもそのはず。高橋さんの麺棒はバット職人の第一人者久保田五十一氏の手によるもの。歴代の名選手から現在もイチローも松井も久保田さんのバット。麺棒が今の材質や大きさなど、高橋さんの手に馴染むまでの試行錯誤の話が続きました。何でもこの麺棒、久保田さんの所属するMizunoから発売の予定もあるそうです。
しかし美しい蕎麦。ご馳走さまでした。
来年も予定されています。お楽しみに。