金峰山山頂を望む。
さて、毎年この時期我が家では山登りの計画が立てられます。長男の誕生日(8/30)に男2人で山に登り始めてから早7年目。「小学校6年生で黒戸尾根から甲斐駒ケ岳」という目標は当初より決めていたので、前年となる今年は、その甲斐駒ケ岳が見える、仙丈ヶ岳や北岳、鳳凰三山などが早くより候補に挙げられていました。その計画中、いつも計画はしながらもなかなか家族での山行が難しいので「どうせなら家族で行こう」ということになり、今回お休みを頂き、妻や小学3年生の次男とも足並みを揃えられそうな仙丈ヶ岳に決定をしていました(昨年のリベンジになりますが)。
しかし前夜より天気が怪しくなり、当日朝の天気予報では南アルプス方面は一日雨の予報。後半雨ぐらいでは決行したのですが、登り始める前から雨というのはみんな一気にトーンダウン。しかも雷雨も予想されていたので別の山を探す事に。
幸い山梨の方が天気は午前中持ちそうだったので、いくつかの候補の中から金峰山に決定。急いで増富方面に車を走らせました。
金峰山は山梨県と長野県の県境、奥秩父の主脈に聳える古くより信仰を集める山。小淵沢からも「あの山何?」と聞かれる事の多い、遠くに形も奇麗で目立つ山です。ルートもいくつかありますが、今回は一番長い瑞牆山荘から登る事にしました。5年前に瑞牆山に登った場所と最初は同じルートです。
瑞牆山荘(標高1520m)前の無料駐車場から出発し、まずは40分かけて瑞牆山への分岐地点、富士見平小屋へ。そこから金峰山方面へ初めてのルートを歩きます。
大日小屋を経て大きな石の固まり大日岩。ここにある休憩所以外はずっと樹林帯のルートが続き、なかなか視界も開けません。歩き始めてから3時間経った所で疲れもあって朝食休憩。3時間で稜線には出る予定でしたがまだ森の中。しかしそこから出発する事10分程でやっと稜線上に出て見事な視界が開けました。ここからは岩稜ゴツゴツの稜線を歩きます。雲は出ているものの稜線上は晴れやか。しかし遠くに見えるピークはまだまだ先で気は緩められません。
瑞牆山も見えました。標高2230mの瑞牆山はもう見下ろす位置です。
岩登りのメッカ小川山等、この辺ならではの山岳風景。見えて良かった〜。
ここからまだ30分以上の登り。
やっと目前に迫った金峰山のシンボル五丈岩。ピークは更にその奥です。
登ってみないと解らない五丈岩の反対側。思ってたよりも大きくて圧巻でした。
もう5分も歩けば山頂に到達です。
結局たっぷり4時間かかって山頂2599mに到達。下山も思ったより時間がかかって(子供の岩場下りはそれなりに時間がかかります)休憩時間入れて計8時間越え。標高差も距離もそれなりにあったので駐車場に戻る頃にはグッタリでした。何より雨に降られなかったのが幸い。今年もいい誕生日登山が出来ました。
山頂では家族でハッピーバースデー。風でロウソクに火は灯らず(笑)
さあ来年は甲斐駒です!