まさかの雪景色から始まった4月。
2月末までは本当に雪が無く、囲まれる山々の白き部分の少なさにこのまま春を迎えるのが心配な程でしたが、3月に入ってからは数日置きに雪は舞い、油断した身体に堪える寒さが結局最後まで続きました。それでも雪掻きはゼロ。こんな冬は初めてでした。
新しい元号「令和」が発表され、どこか例年と違う時代の狭間を感じる新学期、新年度。青空の下、少し白さを取り戻した山岳風景はいつもと変わらずに私達を迎えてくれています。
気温もどんどんと上昇を続ける中、我が家では次男が無事に高校の入学式を済ませることが出来ました。小淵沢で学んだ保育園からの13年間を卒業し、新しい旅路のはじまりです。
これまで入学式後は家族で必ず実相寺の樹齢2000年を越える神代桜を見に訪れていて、勿論今年もそのつもりでいたのですが、まずは兄貴が部活で参加出来ず。そして向かった神代桜ですが、今までに無い程の渋滞が続き、結局途中で断念。今年が家族で行くのも最後だと考えていましたが、子供達の成長とともに、そんなに予定通りにも事は進みません。
それでも甲府盆地から韮崎辺りは桜満開。気持ちのいい景色が続いています。
その後は、甲府に移動し、信玄公祭りを覗かせて頂きました。
夕方、既に舞鶴城の下には小淵沢ホースマンクラブの皆が準備万端で集まっていました。
例年この日は小淵沢からゴソっと馬がいなくなり、静かで何だか寂しい気分で小淵沢にいたのですが、今年は初めてこのお祭りを見る事が出来ました。
翌日夕方、気を取り直して神代桜に。
雨もパラつく天気でしたが、まだまだ実相寺は大混雑。開花の早い神代桜もまだまだ満開で見事な勇姿を見せてくれています。
この後、桜前線は徐々に標高を上げて、小淵沢にも間もなくやって来ます。
新時代の幕開け、大型連休を前に、少しでも長く桜が楽しめますように。