センチメンタル・シティ・ロマンスでの活動とともに、名だたるシンガー達をサポートするギタリストとして40年もの活動を続けている告井延隆さん。この日も原村でのイベントの帰り道。LampsLodgeに寄って頂き、そのプレイを間近に見れる機会を作って頂きました。
「今まで30年以上ずっと、楽をしてきた。」
と言い切ってしまう告井さん。
それはミュージシャンとしてコードの押さえ方や奏法など、決まってることが多い中で、やってきたということ。
しかし僕らはその確かな演奏力や繊細な表現力にずっと唸らされてきた訳で、
それを極めた人にこそ言える重い言葉。
そして昨年より始まったソロ活動。
これにはリズム、ベースライン、コード感、メロディ、そしてコーラスまでもたった一本のアコースティックギターで弾いてしまうという、今までのギター奏法の概念では到底カヴァーしきれない世界。
たった6本の弦ながら、これでもか!と畳み掛けてくる音、音、音。
信じられないほど瞬時に変わる手の形に、何でミストーンが出ないのか不思議な緻密で正確なプレイ。
どうやって弾いているのか?
どうしたら弾けるのか?と、もう、ずっと目が釘付けでした。
「やっているうちにそのうち出来ちゃうんだよね。」
とさらりとかわす告井さん。流石です。
本当にこれはライブでしか解らないです。ぜひ皆さん機会あったら告井さんのソロライブ、足を運んでみて下さい。
CDの続編も既にレコーディングは終わっているとの事。リリースが楽しみです。