もう10年以上前、酒井康平くんは20歳ぐらいながらサイモン&ガーファンクルを演ったらピカイチのデュオをやっていて僕らの周辺では話題だった。ギターもハーモニーも難しいし、尚かつみんな思い入れのある素晴らしい曲だらけのS&Gだから普通はコピーも敬遠するところなのだが、彼らは大人達を唸らせるクォリティでいとも簡単にやってのけた。
何か感じれば答えたくなるのが音楽。そういう訳で10年以上の付き合いが続いている。
そして今年彼は遂にソロで始動。挨拶代わりのCDも出来て、またLampsLodgeにやって来てくれた。
佐藤嘉風くんと一緒に。
佐藤君は僕がこっちに来る少し前ぐらいからバンドでよく店に出入りしてた。
横浜では評判のバンドでいろんな所で頑張っていた。そして数年が経ち、佐藤君もソロで再出発をしていた。
ソロはひとり。
自分で言葉を発し、メロディを奏で、楽器を演奏し、そして空気を作る。ひとりで。
とても大変な事だけれど、音楽としては、表現としては、自由もあるし、基本だし、全部自分の力量だからやりがいもある。その試される部分に2人は飛び込んで更に個性を磨いている。更に大きくなる為に。
もともと素晴らしい個性を持つふたり。
今回はそれがとても良く出てて、それぞれ魅力的だった。
きっとずっと音楽活動、創作活動は続けていくだろう2人。
これからもとても楽しみだし、応援して行きたいと思います。
集まって頂いた皆さん、ありがとうございました。