今日の太鼓の練習にはここ小淵沢の淵の音太鼓をはじめ、全国に和太鼓の門下生や会を持つ大先生、天野宣さんが練習を見に来てくれました。天野先生は1957年より古典祭礼囃子の伝承を始め、僕が生まれるよりも前に甲府市指定無形文化財の指定、以来、海外公演も多数、地元山梨県はじめ数多くの和太鼓保存会を作り、長年にわたりその指導にあたって来た太鼓道と古典祭囃子の権威です。
以前は毎週のように指導に来てくれていたようなのですが、自分が入ってからは初めて。練り込み囃子の時には毎年来て下さっていますが、こうして練習で天野先生の前で初めて曲を演奏することに、いい緊張感。練習内容も普段と違った特別メニュー。話し上手な先生との楽しい時間は自分的にもこれまで凝り固まって固くなっていた部分を解き放つ指導を頂き、ワァっとその世界が広がったような気になりました。
山梨での大きなイベントには欠かせない天野宣&阿羅漢としての演奏。その演奏は75歳とはとても思えないパワーに満ちています。「これからも無理をする」と言い切る言葉も素敵でした。ぜひ皆さんも機会があったら見て下さい!
少しの時間でしたが、今日の指導を自分の演奏に活かせるようまた明日から練習です。心を貫く「慣れ」を身につけねばなりません。