SL山梨号に・・

“山梨ディスティネーションキャンペーン”とはJRと山梨県が手を組んでの一大観光キャンペーン。昨年は大河ドラマ「風林火山」一色でしたが、今年はこのキャンペーンが柱になります。“Destination”とは目的地とか行き先のこと。
その最初の目玉となるSLの運行が4月1日始まりました。電車好きの子供を2人持つ身としては甲府と言えども見に行かずにはいられません。
甲府から満開の桜の中、石和も越え笛吹川沿いの山梨市駅近くまで行ってきました。笛吹川フルーツ公園の近くです。30分以上前に着きましたが、既に沢山の人たちがカメラを構えています。鉄道ファンだけでなく周辺の人たちも沢山来ていて楽しいお祭りムード。子供達は勿論ですがよく考えればSLの走っている姿など親の自分も妻も見た事が無く、線路脇で待っている間にいつしか親の方が夢中になっているのでした。

随分と遠くにまだいるんだろう、という頃から汽笛の音が聞こえて来ます。
やがて近づいて来るモクモクの煙。だんだんと大きくなる橋梁の響き。
みんなの「来た〜!」の声。
遂に桜の木の陰から登場したD51は格好良く、元気のいい汽笛を上げて川を渡って行きます。

それにしても凄い煙、大きい音、ゆっくりなスピード。機関士さんも車掌さんも、乗っているお客さんも笑顔笑顔。みんなに手を振ってくれています。ずっと沿線にギャラリーはいたはずで、ずっと手を振りっぱなしだったでしょう。丁度みんなの顔がしっかり見れるスピードでした。

みんなの沢山の笑顔を見て、40年間「公園のD51」だった機関車が走っている姿を初めて見て、リニアよりもこっちの方が今の時代には必要なんじゃないか?と思うのです。

これからも何度か走るので見れそうな方はぜひ見に行きましょう!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です