移住してから横浜に出掛ける度に偶然、不思議とケイコ・ウォーカーさんと会いました。そしてケイコさんに会う度、ぜひクリスマスに暖炉の前で・・・とそのライブを思うようになりました。そんな今年、急な誘いにも関わらず快くそのライブを引き受けて頂き、21日のクリスマスコンサートは実現したのでした。
エミルー・ハリスと言う大好きな素晴らしいミュージシャンがおります。もう活動歴も30年以上になる大御所です。カントリー・シンガーな訳ですが、伝統にとらわれること無く未だに新たな世界にチャレンジしている様が格好良く、いつも素晴らしい音楽を届けてくれるのです。で、そのエミルーのステージさながらのライブを見せてくれていたのがケイコ・ウォーカーさんでした。勿論ケイコさんもエミルー大好きで意気投合。以来、横浜でも散々お世話になることになったのです。
エミルー大好きなケイコさんですが、自らのルーツ、イギリスを意識しはじめてその音楽は更に深まりました。アイリッシュ・トラッドの曲もレパートリーに加わり、70年代アメリカのカントリー・ロックやアメリカン・カントリーの更に奥深くまでその幅を広げていったのです。
前置きが長くなりましたが、そんなケイコさんは華々しく日本のカントリー界にデビューをし、以前、その後にこの小淵沢を訪れています。小淵沢でカントリーと言えばOregonかペンションケイト。そのケイトさんで今回も一緒に来てくれたギターの玉三郎さんと一緒にライブをしたことがあるそうです。玉三郎さんも小淵沢常連。ラングラーランチへも何度も行ったし、今年の清里のカウンティフェアにも出ていたと言います。2人とも懐かしそうに小淵沢を眺めていました。
ライブはクリスマスの雰囲気の中リラックスしたムードで始まり、柔らかなギターのストリングスの響きに乗ったケイコさんの歌声はやはり最高でした。暖炉のパチパチという音が静かに鳴る中でのライブはやはり思い描いていたようにバッチリハマっていたと思うのです。
ケイトさんは自前のバンジョーをペンションに戻って取って来てくれました。それをブルーグラス的に早弾くのでは無く、静かに美しい調べを聞かせてくれた玉三郎さん。とてもスペシャルなサプライズになりました。ケイトさんありがとう。
やはりルーツミュージックは生ですね。ケイコさん、玉三郎さん、素敵な音楽のクリスマスプレゼントどうも有り難うございました。またぜひ小淵沢へ・・・