小荒間の風林火山館でこの夏行われていた「戦国の夏祭り」が最終日を迎えました。
NHK大河ドラマ「風林火山」のオープンセットとして建てられた風林火山館の夜を開放、ライトアップし、主殿の前で和太鼓を中心とした演奏が毎晩繰り広げられていたのです。
この太鼓の演奏の中心となったのが天野宣&阿羅漢というグループ。山梨から世界でも活躍する和太鼓&篠笛奏者、天野宣さん率いる演奏集団です。実は小淵沢の淵の音太鼓も先生はこの天野宣さん。いつも演奏している曲も天野宣さんの手によるものです。北杜市各町にある太鼓の多くがこの天野宣さんを先生に迎えています。
この日も天野宣&阿羅漢の演奏で幕を開け、篠笛、三味線、アフリカンドラム、和太鼓と、伝統を重んじながら伝統にとらわれない和太鼓の素晴らしい演奏が続きました。最後の曲では一番大きな太鼓によじ上り鬼の面を付けて白熱の演奏。天野さんの歳を知っているだけにそのパフォーマンスにも圧倒されてしまいました。
そして締めは北杜市の太鼓が勢揃いしての合同曲「相生」。
淵の音太鼓からは3名が参加。
既に寒ささえを感じる夜の八ヶ岳の星の下、戦国の世のセットの中での和太鼓の音がとても気持のいい夜でした。