2年前の夏にキットの小屋を建て、始めた服屋さん(前回はこちら)。今回Lodgeすぐ横に移転することになり、2件目のキット小屋(パネルハウス)の制作が始まりました。今回のハウスは北海道から。日程の都合から、なるべく早く発送してくれる業者さんを捜して辿り着きました。
準備段階、まずは基礎。ブロックを敷いた簡易基礎ですが今回もまた傾斜地(涙)。友人の大工さんとともに昨年切り倒したカラマツの丸太を利用して高さを合わせました。また甘く見ていましたが結局1日仕事(汗)。
いよいよパネルハウス資材到着。前回同様3坪も無い小さな小屋ですが、トラックから下ろすだけで1時間。ほとんどが組立て済みのパネルになってるので、壊さないように注意です。
1人で作業開始。早速根太を組んで基礎に取り付け。防腐剤塗装。まずは水平を保っていて一安心。
今回も床下に断熱保温材を敷き詰めました。更にこの上に防水シート。
床板を並べます。まずここで少しずれます。このずれ調整で素人は時間を使います。ビスを打って初日終了。前回(夏)より3時間近く早く日が暮れることをここで初めて気付きました(汗)。
2日目は壁を立てて行きました。流石にこれはもう1人押さえてくれる人が必要です。前回は壁一面を組立ててから立てるタイプだったので、あまりの重さに2人でも何度も倒れそうになりましたが、今回は1人でも持てる重さ。調子に乗って窓の位置を変更してしまいました(後々苦労することになりますが)。
この辺はグングンと作業が進むのがパネルハウスのいい所。しかし、くれぐれもアレンジには注意が必要です(笑)。翌日援軍が来てくれるとの事で、重い屋根は無理せず翌日に。
3日目。パネルハウスではここが棟上げになるんでしょうか?重い屋根部分を上げましたが、またここでずれに困惑。諦めかけていた所に丁度大工さんがやって来てくれて巧みのビス技でチョチョっと調整。いや〜流石です。助かりました。
今回壁には透湿シートを巻いてみました。
人数もいたので屋根と壁に分かれて作業。屋根には防水シートを敷いてその上にアスファルトシングルを並べて行きます。また調子に乗って並べ方を間違えたり、サイズに不安もあったのでシングルのカットを後回しにしたりしましたが、説明書通り先にカットした方がやはり楽だったかもしれません。また屋根に登るのも1人の方が良かったかもしれません。派手にやってたのでその後ドアの開閉が重くなって冷や汗(翌日自然に直りましたが)。
壁はカラマツのサイディング材。予めサイズ通りにカットされているので、ここで窓の位置変更が仇に。ビスも柱の無い所に打つことになり、内壁の合板を突き抜けました(涙)。
4日目。切り貼りの壁材を打ち終え、屋根も奇麗にカット。何とか立ち上がりました。いよいよ内装に。別注の床材パネルを貼りました。
5日目、6日目、7日目。床から壁から全面塗装。寒いから大変。説明書にはここまで合計980分(16時間20分)とありますが、大幅に遅れてます(笑)。まぁ仕事の合間の作業なのでしょうがないですが、電気工事が入ったり、内装も考えながらの作業はいたずらに時間が過ぎて行きます。オープン日も延期になり、急にのんびりし始めてしまいました。あちこちに手を付けながら、すのこ状の簡易ウッドデッキ制作にも着手。
8日目。ウッドデッキも完成。これも計画よりちょっと広げてしまったので凹型になってしまいました(笑)。そこでステップに切り株の切れ端を置いてみました。
デッキにも防腐剤を塗り、その後も細かい所をちょこちょこと。
思えばずっと有り難い事に天気には恵まれていました。ここで雪。ちょっと休憩です。
端材や家にあった余材で一部内壁(断熱材入り)と棚を制作。継ぎ接ぎながらもそれなりに。カーテンも取り付けてお店っぽくなってきました。
お陰さまで可愛い小屋が完成。いよいよオープンを待つばかり。広さは前回と変わらぬ小さな小屋ですが、天井、内壁を貼らなかったのと軒もあるので広く感じます(商品が入らないと解りませんが)。
国産のパネルハウスキットは説明書(DVD付き!) から備品まで親切丁寧。最後まで楽しみながら作れました。
いよいよ土曜日に新装オープンします。お楽しみに!