今年はいろいろありました・・。
例年この時期長男と2人で出かけていた山行。今年は春に予定していた家族での山登りが出来なかったので家族4人で登ることになりました。2人ならば割と気軽に予定が立ちますが4人となるとやはり大変。それでも何とか仙丈ヶ岳の予定で計画を立てていたのですが、まず台風の影響で山梨側からのバスが不通に。急遽長野県側からのアプローチになりましたが、登山口北沢峠の到着が2時間も遅くなります。日帰りにはギリギリの時間になってしまうので、4人での山行には少々不安も出てきました。
そんな中、朝5時半に出発。朝陽が射し込む中のドライブ。山には雲がまだかかっています。戸台口の仙流荘にはバスの始発1時間前の7時には着きました。しかし、さぁいよいよという時に妻の山靴のソールが剥がれました。前夜まで何でも無かったのに・・それも両足。ボロボロ・・。接着剤を流し込むもどうにもならず。余裕のある山行ならまだしも、なるべく急ぎたいスケジュールだったので「こりゃ、無理かな?」と中止を決意。残念ながら撤退です。
で、家に帰って来たのが9時前。靴を履き替え、残りの時間で行ける山を考えます。天気ともにらめっこしながらロープウェーでアプローチ出来る北横岳に決定。気を取り直して北八ヶ岳に向かいました。
北横岳(2480m)山頂まではロープウェーを降りて1時間ほど。この日晴れている午前10時というのに山頂駅では10℃。もうストーブに火がつていました。奇麗に整備された山道を過ぎて、シラビソ、コメツガ、ハイマツの北八ヶ岳らしい林の中をゴツゴツした岩を登って行きます。昼前には山頂に到着。雲が多かったのですが、割と流れていたので時折眼下の景色を見渡す事が出来ました。
帰路に七ツ池に向かいました。
池にはゲンゴロウ。子供達は初めて見るゲンゴロウに興味津々。
もうこのまま帰ると安心しきっていた子供達に2時間の遠回りをしようと三ツ岳に向かいます。ここはもうゴツゴツの岩に小さなピークの連続。隙間だらけの岩々に急傾斜。気の抜けない山行ながら、眼下にどんどん遠くなるロープウェーの駅にみんなで不安顔。
誰ともすれ違わなくなってからはまた更に不安になりましたが、倒れていた雨池山の道標を見つけて一安心。結局2時間以上かかって縞枯山荘まで辿り着きました。
急遽の予定変更ながら、それなりに満足感たっぷり。
しかし今秋、隙あらば仙丈へ。