小淵沢の練り込み囃子

「柄付け太鼓」と呼ばれるその名の通り柄の付いた片手で持てる太鼓を持って、お囃子をバックに振りを舞いながら太鼓を叩き練り歩く練り込み囃子。祭りといえば神輿、最近ではよさこいも盛んな全国の祭りの中で、まだまだ練り込み囃子はマイナーな存在なのかも知れませんが、全国様々な所でこの「練り込み囃子」なるもの、行われているのです。

小淵沢で地元に帰って来る人を迎えるべく立ち上げられたお盆の「すずらん祭り」。ここでももう十数年来続けられている祭りの花形がこの練り込み囃子。
坂道の駅前商店街を練り歩くことを念頭に作られたと言う小淵沢オリジナルの振付けに太鼓。
田舎の商店街の小さなお祭りはホースショーの陰に隠れてちょっと目立ちませんが、町の沿道を飾る提灯や祭り囃子、お盆の時期など、昔ながら、夏祭りならではの雰囲気に楽しみにしている人も多いお祭りでしょう。

いつもの誘い文句、

ホースショーが見て楽しむお祭りなら、すずらん祭りはぜひ参加して楽しみましょう!

と、練り込み太鼓に今年も沢山の人が参加してお祭りを盛上げました。

暑い中、太鼓を叩き、振りをしながら坂道を歩き続けるのは大変な事ですが、沿道の皆さんの応援や笑顔の中を歩いていると疲れも吹き飛びます。いつしかそれも心地よい疲労に変わり、自然に楽しくなっている頃には声も大きく、振りも大きくなっているのです。小さな子供達からおじいちゃん、おばあちゃんまで、休憩を挟みながら2時間以上を今年も完走!気持ちいい充実感、おいしいビール、地元の人も移住の人も観光客もみんなの沢山の笑顔、笑顔。

あ〜今年も楽しかった!

記念写真!とデジカメを取り出したら軽い!何とバッテリー忘れ。
写真をお持ちの方、ぜひ送って下さいな。

宿泊のお客さんも応援有り難うございました。
そう、宿は女将に任せっきりの毎年この日でございます。

絵を描く時間

この日もお客様を送り出し、掃除の合間に外に出てみると、道ばたにイーゼルを立てて座り込む女の子。ありそうで無かったシチュエーション。

彼女が描いていたのは普段見慣れた道。

自分が高校の美術部の合宿で伊豆・富戸の道路脇に座り込み、ただそこにある小道を描いたのはもう25年前。懐かしく思いながら「もう、あの景色も変わったかな?」などと考える。でも今彼女が描いている道は20年前もそんなに変わらないんじゃないだろうか?と考えたり、何だか急に富戸に行きたくなったり・・・

夕方、外に出てみるとまだキャンバスと睨めっこしている彼女。
にわか美術部だった自分は、さっさと絵を描きあげて(描き上げたつもりで)午後には遊びに行ってしまってました。

次の日も外に出ると彼女の姿。
この日の絵には前日までの絵に光が入り、一段と輝きを増したものでした。

何となく毎日通っている道が、素敵なもの見えてくるのが不思議。
そういえば富戸で描いている時にも、通りすがりのお婆ちゃんに「何だか外国のどっかみたいで洒落てるねえ」なんて笑顔で言われたことを思い出しました。おばあちゃんも嬉しかったのかな?

家の裏に回ると、今度は宿泊のお客さんがロッヂをスケッチしていました。

昨年夏も絵を描きに長期滞在して頂いた横浜のお客さんがいらっしゃいました。それに触発され、その後大きなキャンバスと油絵用具を実家から小淵沢に持ってきたものでした。
しかし「明日描こう」なんて思っているからなかなか出来ない。
そのままもう一年が過ぎてしまったことを知りました。

子供の絵を楽しんだり、人の絵を見に行ったり、デジカメ片手に写真ばかりのここ3年。
シンプルだからこそ難しい自分の絵を描く時間です。

「描けばいいのに」

宿泊のお客さんに言われました。

その通りです。頑張ります。

彼女は明日の午前中に描き上げ、午後には帰るそう。
さて、どんな作品が出来たのでしょう?

ちょっと気分もリフレッシュ。お陰さまで懐かしく楽しい時間を持てました。

全日本ジュニア障害馬術大会

全日本ジュニア障害馬術大会ウィーク、無事終了しました。 馬術競技を目指す若者には国内最高峰のこの大会。 野球で言えば甲子園、サッカーでいえばU-21。

今年も全国から沢山の馬と選手とクラブがここ小淵沢に集まりました。エントリーが250人ほどですから、それ相応の馬、クラブ関係者、親が一挙に周辺に集まるのです。

今年は終日良い天気にも恵まれ、昨年、一昨年よりも賑やかに盛大に感じられました。
出場する選手は勿論、クラブの指導者、選手の親、来年以降の出場を目指して見学に来た人、大会に出店に来た人、今年も様々な人が当ロッヂを訪れてくれました。みなさんお疲れさまでした。これからも皆さんの勇姿を楽しみにしています。

またこのジュニア大会の出場者のお父さんで何とミュージシャンの方を見つけちゃいました。
今迄なかなか繋がらなかった馬術と音楽なのですが、歳も身近で本当に嬉しい出会いとなりました。

間もなくオリンピックも始まりますが、小淵沢に来たお陰で一番の注目は馬術!史上最高齢で44年振りのオリンピックとなる法華津さんが話題ですが、偶然にも他選手が自分の出身学校から、自分の生まれ育った町からと、見逃せない競技になりました。ぜひ皆さんも応援して下さいね。

さて夜、一区切り着いた所で子供達は花火遊び。

夏はまだまだこれからでした。

干物

近所の方が毎年、魚の干物をここ、小淵沢で作ります。
何でもここの乾いた風と太陽が最高なので、海で干すよりもおいしい干物が出来るといいます。
この日も既におじさん自製の干し網にアジとキス、サンマが奇麗に並んでいました。

午後には「出来たぞ〜」

折角なので、脂ののったところを焼かせて頂きました。

ウマイ!

こだわりの塩加減も最高でした。

ごちそうさまでした。

短い夏を楽しみましょう!

P1060175もう7月も終わりです。早いですね〜。

先週末からの不安定な天気はまだ続いていますが、雨雲に突然覆われる以外は夏らしいいい天気が続いています。今週は朝晩は冷え込むほど、日中も涼しい風が吹く高原らしい気持ちのいい気候です。

今小淵沢は今週末馬術競技場で行われる全日本ジュニア大会の為、全国から馬と騎手たちが集まっています。馬達にもいい気候なのでは?みんなの成績が楽しみです。

これから沢山のお客様が訪れる小淵沢の夏本番。各所混雑も予想されますが、みなさん気をつけてお越し下さい。

八ヶ岳ホースショーinこぶちさわ

猛暑が続く中での開催となった今年のホースショーinこぶちさわ。
朝から容赦なく照りつける太陽も、夕方には怪しい雲行きの空に。
開会式が終わり、淵の音太鼓演奏の終わる頃にはポツポツと・・・。

過去に一度、夕立となって太鼓の演奏だけがキャンセルとなったことがあったそうで、しかしその頃にはまだ太鼓を片付けながら、何とか天気も持って良かったなどと話をする余裕もある天気でした。

続いて行われたホースショーのメイン、馬と騎手達の見事なショーは無事進行し、ハイライトの火の輪くぐりも終わり終盤になった頃、雨はやってきました。

四方八方で稲光。花火の上がる前の空が、ピカピカと光ります。

急いで宿に戻り、さて花火はどうなることだろうなどと話し合っていると「ドンッ」と一発目の花火が打ち上がりました。

花火と稲妻の競演。
自然と人工の音と光の珍しい共演の光景が小淵沢の空に映し出されました。

雨足はさらに勢いを増し、土砂降りとなった中にもそれは続き・・・

雨でも花火は見れるんですね。
風は無かったものの、もの凄い雷と雨の中の花火大会。
花開いた花火の「ジュッ、ジュッ」と雨に消される火の音までもが響いてきます。

みんなびしょ濡れになりながら、最後まで珍しいこの日の夜を過ごすことになりました。
何とも凄かった今年のホースショーの締めくくりでした。

ちょっと待ってて

朝、車に乗ろうとしたらタイヤにセミの羽化。

「ちょっと待ってて」とセミくんに足止めを喰らう。

子供達もみんなで集まってじっと観察に応援。

伸ばしたての柔らかな羽は奇麗な夏色のグラデーション。

しかしこんなに明るくなっちゃって、相当のお寝坊さんなのではなかろうか。

梅雨明け!

梅雨明けだそうです。梅雨に関しては毎年、予報では無く結果ですが、今年は早くも猛暑。昨年や一昨年と比べると2週間ほど早く暑さがやって来ているように感じます。
夜は涼しいのですが、あまりに昼間が暑いために、家の中に結構熱がこもり、この夏は扇風機も手放せなくなりそうです。

久しぶりに山が全景を現しました。3連休のお客様を出迎えるように。
今年はまだ少し雪渓が残っています。
先日、八ヶ岳の山小屋で働く女性が泊まりにきてくれましたが、
「上ではまだ暖房入れようか?」なんて日もありますヨ」
と話してくれました。凄い!

 

ブルーベリー狩り

毎年、時期を逃していたブルーベリー狩り。
梅雨明けも早かったので「今年は早めに」と早速行ってきました。

無農薬でおいしさも評判のブルーベリー畑には今年も既に沢山の大粒ブルーベリーが。いろいろな種類を上手に並べる事によって甘〜い実が出来るという事で、いろいろな種類の味が楽しめます。子供たちも「うめぇ〜」と次から次へと食べ歩き。最後にはアイスも食べてお土産も沢山もらって大満足で帰ってきました。

8月上旬まで楽しめますので皆さんもぜひ!

八ヶ岳ベリー
0551-36-6567(要予約)
10:30〜16:00(月・火定休)
小学生以下¥500、中学生以上¥1000(30分食べ放題、お土産付きです)
LampsLodgeからは車で5分
*ベリーさんはレストランなのでランチや夕食も勿論OK。

 

いよいよ夏休み!

いよいよ今週末から全国の子供たちには待望の夏休み。小淵沢小学校では実は24日からと少し遅いのですが3連休を目の前にもうすっかり夏休み気分です。

保育園では毎年恒例の夏祭りが行われ、今年はみんなで練り込み囃子に挑戦しました。太鼓は保育園生にはちょっと重いので、バチと踊りで「ドンドンカカカ」。西陽の差す暑い中、みんな真剣に頑張ってました(写真は小淵沢音頭ですが)。すずらん祭りにもみんな来てくれるといいな。

今週も始めたばかりの服屋さんを行ったり来たり。スタッフのブログも始めたので皆さん見てください。

今週始めには近くのギャラリー&カフェで友人の結婚式が行われました。つたないピアノで参加させて頂きましたが、とても雰囲気が良く、高原ならではの結婚式。ピアノもテラスに置いて頂いて気分も最高。あんなにはまっていたのに結婚式は初めてだったそうです。また素敵な会場が出来てしまいました。これからの皆さんは要チェックです。

庭先にはオオムラサキに引けを取らない美しさの蝶「ツマグロヒョウモン」が最近良くやってきます。さあ、いよいよ夏が始まります!