LampsLodgeでもお馴染みのアーチスト、ガッツこと中澤信栄。何度も小淵沢には足を運んでくれている彼はその度、帰りに先祖のお墓参りに甲府に寄ります。お父さんが山梨の郷土力士で有名な富士櫻関であり(本人は東京生まれなのですが)ガッツにも小さい頃から甲府は故郷。いつか甲府でライブやろうね、何てよく話をしていましたが、遂にその日がやって来ました。
日本を代表する誰もまねの出来ない経歴を積み上げるスーパードラマー、村上“ポンタ”秀一氏とガッツが出会ったのはもう何年も前。すぐにその才能を認められたガッツと「何かやろうね」と話は弾み、当時頭角を現して来た天才サックス&キーボードプレーヤー本間将人さんを迎えセッションがスタート。やがてNY帰りのベーシスト息才隆浩さんも加わり1年以上のリハーサルを重ね、2011年にGATZ天国としてスタート。強者達が演奏で遊ぶ大人のセッションバンドが出来上がりました。
よくあるセッションバンドと違うのはヴォーカルが中心であることと、よってみんなもよく知っているスタンダードやポップスが素材になっていること、そして4人で楽器を操る様がロックバンド然としているところ、でしょうか?それぞれが様々なジャンルを股に掛けて活躍している4人なので、ジャズ、フュージョン、ソウル、ポップス、ロックの要素が各所に散りばめられた、誰もが聞いてて楽しいこれぞ大人の遊び!といったセッションバンドなのです。
素材の曲はテーマこそあれ、ポンタさんのリズムからリアレンジ、ポンタさん曰く「NYの香りがする」息才さんのベースが加わり、アレンジャーとして今や第一人者の本間さんのキーボードはバッキングもソロも縦横無尽。持ち替えたサックスがこれまた凄い。ガッツは本来ヴォーカリストながらギタリスト以上にギターを弾きまくり!普段からアコギでソウルのバッキングを見事に聞かせてくれるのですが、エレキでは更にロックギタリストの部分も存分に顔を出してました。
中澤信栄の初甲府凱旋にもなったライブですが、桜座のいい雰囲気とともに大成功。来ていただいた沢山の皆さん有難うございました。
みんな忙しいのでなかなか集まれないのが悩みだそうですが、また4人で遊びに来てもらいたいですね。
コンサートでテレビでCDでラジオでそれぞれ目に耳にする機会は多いと思いますが、応援宜しくお願いします!
桜座は元明治時代の芝居小屋。復活を遂げてからは芝居に留まらずライブコンサートも数多く手がける山梨を代表するライブハウスでもあります。音響も照明もスタッフもみんな素晴らしい小屋でした。
やっぱりこの雰囲気懐かしいなぁ。