小野一穂

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10歳年下の彼は前の職場で自分がそこを離れる迄の数年一緒でした。
コックを目指していたという彼は廻りのミュージシャン達にも奨められながらもひとつ、ふたつと歌を書き、やがて数年後にはコックを辞め、CDを作って旅に出ていました。まだたった5年前の事。30歳を過ぎてから始まった遅咲きのシンガーソングライターです。とは言え、生まれた時から音楽環境の中にあったこともあり、それまでに身体に染み付いていたものもあるのか、その吸引力や表現力は長年音楽を続ける同世代ミュージシャンとすぐに肩を並べるほどでした。

小野一穂くん。丁度3年振りにランプスロッヂでのライブでした。
前回は久しぶりの再会をただ喜ぶ中で、彼の音楽性の片鱗を見せてくれたライブでしたが、今回は詩、歌、メロディ、演奏それぞれに説得力を持った小野一穂の個性を見せつけてくれたライブになりました。本人の希望で今回はマイクも立てず、完全生演奏でのステージになりましたが、またそれが表現力もより際立たせ、聞く側も最後迄彼の言葉に耳を澄ますことになり、しっかりと胸の奥に彼の音楽が刻まれたことと思います。良い夜になりました。

来て頂いた皆さん有難うございました。

たっぷりと話す事が出来て、またお互いのこれからに刺激と元気をもらいました。小野一穂、きわわ、Makanaと現在3つのソロやユニットで活動する彼。どこかで見かけたらぜひ彼の音楽に接してみて下さい。

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