4月になっても真冬のように寒い日が突然やってくる今年。
全国冷たい寒波の強風にさらされたこの日の朝は一面の霜柱。それも冬のそれより立派な霜。
小淵沢では桜前線も停滞中です。
一昨年の11月からおよそ1年半年ぶりに神戸からそれぞれが長い経歴を持つ熟練ミュージシャン達によるいぶし銀のバンド「春秋村島陳」がやって来てくれました。
春野由利さん、秋本節さん、村地博さん、チャビー・チェンさん、そしてミミ上岡さんの5人。神戸を中心に関西ではもう長く音楽に係って来た重鎮達。音楽は年を重ねる程深く深く熟成されていくもの。みんなが壷を押さえたジャズやスタンダードの演奏は聴いていて気持ちのいいものです。
バンド編成という事で牧場入口にあるRural Inity Lodgeを借りて行われたライブ。すっかりお客さんになってお酒と友達と音楽を楽しんでしまいました。やっぱり最高の組み合わせです。
前回のドラムは憂歌団で活躍した島田和夫さんだったのですが、昨年突然の他界。その島田さん最後のレコーディングとなったこのバンドの代表曲「Kobe On My Mind」が今回CDになりました。
島田さんとも八ヶ岳で不思議な再会が出来て嬉しかったのですが、本当に残念です。しかしライブを聞きながら、CDを聴きながら、音楽は色んな想いを運んで来てくれます。
今回も皆さん有難うございました。
またみんなで素敵な音楽を届けに来て下さい。待ってます!
しかしこの夜、外は寒過ぎましたね(笑)
北杜市桜前線上昇中。先月末から開花が続いた国道20号線沿い(標高600m辺り)では4月に入りあちらこちらで満開の桜がお出迎え。
白州の神宮川沿いにある桜並木は年々立派になってきて、車の運転中にも思わず目を奪われます。
残雪も映える甲斐駒、花崗岩で真っ白な神宮川、そして桜と言う事ありません。
桜沿いに歩ける公園のようになっていて、今年のベスト花見スポットはここで決まり!という感じです。
そのまま武川の眞原桜並木に向かってみました。ここも満開!
周辺ではいち早く咲く日本三大桜の神代桜擁する実相寺ですが、神代桜の見頃の終盤になると他の沢山の種類の桜が咲き乱れ、見事です。
この2日間の陽気で桜前線も一気に加速。
いよいよ標高700mを越えてきました。 間もなく小淵沢小学校や駅周辺の800m地帯、そして中学校やICの900m地域、馬術競技場やLampsLodgeの1000mまで昇ってきます。
週末の天気が心配ですが、北杜市では今年もたっぷり桜が楽しめそうです。
暖かかったり、やっぱり寒かったり、春になりかかろうと気温が目紛しく変わる毎日の八ヶ岳。東京や甲府では例年より早い桜の開花に意気上がる皆さんの様子もニュースで伝えられてきますが、小淵沢の春はまだ時間がかかりそうです。
今年は3月も末になってやっと農場に顔を出しています。
農場主は新しい種まき機を操っておりました。
まだ朝晩は冷え込む事が多く、路地の種まきもちょっと心配。今年は新しい種類の野菜が増えそうです。ニンニクはしっかり育っていますが、玉葱は成育が遅れ気味。
今年も空いている時間を使って農作業頑張りまーす。
さて、少し前になりますが、お隣でやっている洋服屋さん「JeanNassaus」の店員をモチーフにした川上健一さんの連載小説が本になりました。実名で本人も友達も登場してて知っている僕らはより楽しめてしまうのですが、八ヶ岳好きならばいろいろ共感してしまう内容につい夢中になってしまうのではないでしょうか。ぜひ手に取って読んでみて下さい。きっとJeanNassausに来るのが楽しくなります。
お隣のウエスタン牧場で待望の馬の赤ちゃんが生まれました!!
生まれそうだとの話は聞いていたのですが、今朝厩に行ったら既に生まれていたとの事。以前ラングラーランチで仔馬が生まれた時にはスタッフみんなで手伝って、みたいな話を聞いていたのでちょっとビックリ。とにかく無事に生まれて来て良かったです。長くやっているウエスタン牧場でも初めての仔馬だそうです。
出産後はお母さん馬の気が立っていて人間が近づくのも大変なはずなのですが、馬の種によるのか性格に寄るのか、今回のお母さん馬はわりと穏やかで仔馬も人なつっこい雰囲気です。立ち上がった仔馬は一目散にお母さんのお乳へ向かいました。平気な様子に厩では仔馬に野次馬(笑)
どんな名前が付くのかな?成長が楽しみです。
さて、ちょっと行ってない間にウエスタン牧場は大賑わい。最近は馬の頭数も増えているのですが、何と昨日はヤギの赤ちゃんが生まれていたそうです。ちょっと前には羊の赤ちゃんも生まれました。
昨日から急に温かくなった小淵沢。春に向かってまずは動物達が嬉しい知らせを届けてくれました。
久しぶりに今年は味噌を仕込みました。北杜市産の大豆に老舗の米麹と後は天気頼み(笑)ですが、美味しい味噌が出来るように一年間愛情だけはたっぷり注ぎますよ〜。
まずは前の晩から大豆を水に浸してふやかします。
麹は白州の麹屋さんが無くなってしまったので、韮崎の老舗、井筒屋さんの米麹を買ってきました。荒塩を混ぜて大豆の茹で上がり待ちます。
一晩水に浸けた大豆を柔らかくなるまでゆっくりと煮ます。
充分柔らかくなったらお湯から上げ、万遍なく潰していきます。今回はポテトマッシャーを使ってみました。
麹と潰した大豆をよく混ぜます。よく混ざったら空気を抜くように小さな団子を作りながら漬物樽の中に空気が入らないように詰めていきます。
詰め終わったらラップで空気が入らないように蓋をして、後は冷暗所に置いて冬を待つばかり。途中天地替えなどしますが、根気よく10ヶ月以上後を待ちます。美味しい味噌が出来ますように。
いつもお客様に教えて頂いてばかりなのですが、いつかはプレゼント出来るようなものが作れるようになりたいものです。自分たちには自分たちで作れるものが最高なんですが。
とにかく今年は寒いです。毎日が零下。ちょっと気を許せば雪が積もってしまってなかなか外に出れません。雪や氷が溶ける気温が待ち遠しい毎日。
そんな中、先週末は久しぶりのサンディアカフェでイベントが続きました。
まずハープのコンサート。ドイツ製のダブルアクションペダルハープ。楽器というよりももの凄い美術工芸品です。
まぁとにかく不思議でいろいろと弾き方やペダルの使い方も聞きましたが、触るにも恐れ多く、結局さっぱり解らないまま(笑)。このハープを奏でるのは中野智香子さん。縁あって小淵沢にも何度かいらして頂いていますが今回はサンディアカフェのビュッフェパーティーへのスペシャルゲスト参加です。
ハープはその音色も素晴らしいですが、やっぱりどうしてもその47本の弦をつま弾く手と指の動きに魅了されてしまいます。実際大きなこれを傾けて、尚かつ7本のペダルを操りながら弾くので相当の大変さなのでしょうが、真っ暗でキャンドルの灯りの中で行われたコンサート、そのなめらかな手の動きの影が音楽とともに素敵に揺れ動くのに、目を瞑って聞くのはもったいないと思ってしまいました。初めての体験でしたが身も心もすっかり癒された夜でした。
翌日はいつもドラムで遊んでもらっている晃司クンの結婚パーティーです。
飲み仲間で主催し、近所の乗馬クラブの重鎮達も沢山集まってのアットホームなパーティー。みんな忙しい中一生懸命頑張って、なかなかの素晴らしい雰囲気を作れたんじゃないかと、事前の打ち合わせから参加させて頂いた身で勝手に思っております。
やっぱりドラムを叩かなきゃ!ということでロックなステージに慣れないベースで参加。
楽しい一日でした。末永くお幸せに〜。
両日とも横浜からやって来た新しいサンディアカフェのシェフが腕を振るってくれました。30代、家族で小淵沢移住。これからも皆さん宜しくお願いします。
この日はLodge前の和食家庫楽さんも5周年でした。ランチでラムなど頂いてしまいましたがやっぱり絶品。夜は5周年記念コースをやってます。美味しいお魚、料理盛沢山。こちらもまた皆さんご利用下さい。
いろいろあって心は毎日温かいのですが外は相変わらずの極寒。
春が待ち遠しい小淵沢です。
一昨日も朝起きるとこれぐらいは積もっていましたが・・・
今日も朝から、雪・・
ひと月前の大雪の雪掻きの筋肉痛が取れないまま、今月も既に3度目の雪掻き。6日に壊れた雪掻きスコップを買い替えられないまま、今日も一日雪掻きでした。
駐車場用に掻いた雪を積み上げ、そろそろ疲れて遊び心も無くなっていましたが..
パパ奮闘!
帰って来た子供たちが早速お菓子を持って集まってました。パパ満足。
その後は極上パウダースノーでソリ遊び。兄貴はスキー履いて出てきました(笑)
夜になってもサラサラパウダー雪。
風が吹く度、雪掻いた道が埋め尽くされます(涙)
こりゃ、暫くLampsLodgeの前は雪融けませんぞ。
LampsLodgeでもお馴染みのアーチスト、ガッツこと中澤信栄。何度も小淵沢には足を運んでくれている彼はその度、帰りに先祖のお墓参りに甲府に寄ります。お父さんが山梨の郷土力士で有名な富士櫻関であり(本人は東京生まれなのですが)ガッツにも小さい頃から甲府は故郷。いつか甲府でライブやろうね、何てよく話をしていましたが、遂にその日がやって来ました。
日本を代表する誰もまねの出来ない経歴を積み上げるスーパードラマー、村上“ポンタ”秀一氏とガッツが出会ったのはもう何年も前。すぐにその才能を認められたガッツと「何かやろうね」と話は弾み、当時頭角を現して来た天才サックス&キーボードプレーヤー本間将人さんを迎えセッションがスタート。やがてNY帰りのベーシスト息才隆浩さんも加わり1年以上のリハーサルを重ね、2011年にGATZ天国としてスタート。強者達が演奏で遊ぶ大人のセッションバンドが出来上がりました。
よくあるセッションバンドと違うのはヴォーカルが中心であることと、よってみんなもよく知っているスタンダードやポップスが素材になっていること、そして4人で楽器を操る様がロックバンド然としているところ、でしょうか?それぞれが様々なジャンルを股に掛けて活躍している4人なので、ジャズ、フュージョン、ソウル、ポップス、ロックの要素が各所に散りばめられた、誰もが聞いてて楽しいこれぞ大人の遊び!といったセッションバンドなのです。
素材の曲はテーマこそあれ、ポンタさんのリズムからリアレンジ、ポンタさん曰く「NYの香りがする」息才さんのベースが加わり、アレンジャーとして今や第一人者の本間さんのキーボードはバッキングもソロも縦横無尽。持ち替えたサックスがこれまた凄い。ガッツは本来ヴォーカリストながらギタリスト以上にギターを弾きまくり!普段からアコギでソウルのバッキングを見事に聞かせてくれるのですが、エレキでは更にロックギタリストの部分も存分に顔を出してました。
中澤信栄の初甲府凱旋にもなったライブですが、桜座のいい雰囲気とともに大成功。来ていただいた沢山の皆さん有難うございました。
みんな忙しいのでなかなか集まれないのが悩みだそうですが、また4人で遊びに来てもらいたいですね。
コンサートでテレビでCDでラジオでそれぞれ目に耳にする機会は多いと思いますが、応援宜しくお願いします!
桜座は元明治時代の芝居小屋。復活を遂げてからは芝居に留まらずライブコンサートも数多く手がける山梨を代表するライブハウスでもあります。音響も照明もスタッフもみんな素晴らしい小屋でした。
やっぱりこの雰囲気懐かしいなぁ。